Postfix についてはこちら。
CML については、こちら
CML-4.0-Release の Configure スクリプトでは sendmail -bt の標準エラー出力をチェックするようになっているが、 Postfix の sendmail コマンドは -bt オプションを使うと エラーを吐くために、そのままでは CML のインストールができない(※1)。 従って、 Configure においてオリジナルの sendmail(sendmail.OFF という名前 でインストールされていることがある。)か、あるいはダミープログラム を指定する。次に configure 終了直後に生成される Install.sh を編集し、 $SENDMAIL に Postfix の sendmail コマンドのパスを書き込む。 以降は、 CML のドキュメント通りにインストールできる。
※1
CML-4.1-010713-snap 以降の版から Postfix への対応がなされており、
Configure はすんなり通る。Configure の終了時に
allow_mail_to_commands に関する注意書きも表示される。
Postfix の仕様のために、include: による処理の際に
Deliverd-To: が prepend されるために、 *-dist という CML
内部のエイリアスが見えてしまう。
外部からの利用を無効にしたければ、例えば Postfix の FAQ にあるように、
main.cf の smtpd_recipient_restrictions の
なるべく始め(※2)の方に
pcre:/etc/postfix/recipient_check
(※3)を追加し、 /etc/postfix/recipient_check に以下の行を追加する。
/^(.*)-dist@(.*)/ 554 Use $1@$2 instead
※2
postfix では、はじめにマッチしたものに対し処理が
なされる。なので、 smtpd_recipient_restrictions の
なるべく先頭の方に今回の設定を追加する必要がある。
※3
pcre は PCRE オプションつきで
compile した postfix を使用する場合にのみ有効。
regexp が使えるのであれば、そちらを使っても良い。
CML 2.5.1 以前の版を用いている場合、CML の用いるリストの形式に 問題があるために さらなる注意が必要である。